平成28年度後期NHKの連続テレビ小説、朝ドラ『べっぴんさん』が10月3日スタートしました!
この物語は1950年に日本初の総合子ども用品店をオープンさせた女性の物語。
子ども服を扱うアパレルメーカー「ファミリア」を創業した坂野惇子さんの生涯をモデルに描かれています。
今では、子ども服のファッションブランドは数え切れない程ありますが、当時の子どもたちはどのような服装だったのか気になりますね。さまざまな視点で楽しめそうです。
今回は、洋服づくりに欠かせないファッションデザイナーの仕事について紹介します。
ファッションデザイナーといえば、2014年のフジテレビのドラマ『ファーストクラス』では沢尻エリカさんがファッション雑誌の編集者から新人デザイナーへとキャリアチェンジしていく吉成ちなみ役を演じていました。このドラマでは「マウンティング」の人間関係が話題になりましたが、ファッションを生み出す現場が観られたのは面白かったですね。
センスが光り、華やかなイメージがあるファッションデザイナーに憧れる方も多いのではないでしょうか。
今回は、ファッションデザイナーの仕事を紹介します。
◆ファッションデザイナーとは
企画・デザインし、製作した洋服を世に送り出す仕事です。
一言でファッションデザイナーといっても、活躍の場やターゲット、ジャンルはさまざまです。
世界的に有名なカリスマデザイナーを想像しがちですが、現在日本で働くファッションデザイナーで一番多いのは、アパレルブランドやデザイン会社に就職して働いている企業ファッションデザイナーだそうです。
他には、フリーで個人事務所を構えるフリーデザイナー。
神田うのさんや益若つばささん、千秋さんなど芸能人がアパレル企業と組んでデザイナーをしていることもあります。
◆どうすればなれるの?
ファッションデザイナーになるためには、専門的な知識や技術が必要になります。
大学や短期大学の服飾関係の学科、もしくは専門学校で学んだあと、アパレルメーカーなどに就職するのが一般的です。
さまざまな学科があるので、興味がある人はいろいろな学校の資料を取り寄せてみるのもいいですね。
例えば、学校法人・専門学校東京モード学園のサイトでみると
〈ファッションデザイン学科 高度専門士コース〉と〈ファッションデザイン科〉があり
専攻は、ブランドデザイナー専攻、アパレルデザイナー専攻、メンズデザイナー専攻、キッズデザイナー専攻、舞台・ステージ衣装専攻、ファッション雑貨専攻となっています。
◆資格は必要?
実力の世界であるファッションデザイナーに絶対に必要な資格はありませんが持っておくとよい
関連資格をご紹介します。
日本ファッション教育振興協会
・洋裁技術認定試験
・パターンメーキング技術検定
・ファッション色彩能力検定
東京商工会議所
・和裁検定試験
・カラーコーディネーター検定試験
このほかにもさまざまな資格があるので調べてみましょう。
◆世界で活躍するデザイナー
NHKの朝の連続ドラマ『カーネーション』にモデルになったコシノ三姉妹や、森泉さんや森星さんの祖母である森英恵さん、ウエディングドレスといえば桂由美さんなど世界で活躍するファッションデザイナーはたくさんいらっしゃいます。
ファッションデザイナーに興味がある人は、世界的に有名なファッションブランドのデザイナーの人生を描いた映画や本を読むのもお勧めです。
【映画】
・『イヴ・サンローラン』 主演:ピエール・ニネ 監督:ジャリル・エスペール
ハイブランドの創始者、天才デザイナーの輝けるキャリア、孤独の物語。
・『ココ・アヴァン・シャネル』 主演:オドレイ・トトゥ 監督:アンヌ・フォンテーヌ
孤児院育ちの少女から自分の才能を開花させ世界の「シャネル」になるまでの物語。
10月16日(日曜)まで『ポール・スミス展』(名古屋・松坂屋美術館)が開催されていますので興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
『べっぴんさん』の坂東すみれは裁縫が大好きな女の子。これからどのようにして成長していくのか楽しみです。