2016年は出版業界を取り上げるテレビドラマが多いですね。4月期のTBS火曜ドラマ『重版出来!』、現在放送中のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』。
そして10月5日(水)にスタートする日本テレビ新水曜ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』も出版社が舞台です。このドラマでは、出版社のなかでも地味と言われる校閲者が主人公。
石原さとみさん演じる河野悦子は、希望するファッション誌の編集者にはなれず、校閲部に配属されます。
そこで今回は、あまり聞きなれない校閲者という仕事について紹介します。
◎校閲者とはどんな仕事?
「校正」という言葉は聞いたことありますか?
校正は、誤字脱字や差別用語の指摘をしたり、表記を統一したりと、基本的には文字に注意しながら修正していく仕事です。
一方「校閲」は、ゲラ(原稿)を深く読み込み、矛盾や事実誤認がないかどうか、疑問点を確認して誤りを正し、編集者や執筆者にフィードバックする仕事となります。業務のなかで、原稿を読んで誤字や内容の矛盾などをみつける「素読み」と、固有名詞やデータ等が正しいかどうか調べて確認する「事実確認」に分けて行う場合もあります。
『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』の公式サイトに、校閲者として指摘している例が紹介されていたのでいくつか引用します。
「話を聞いて、彼はひとりで爆笑している」
→「爆笑の本来の意味は「大笑いする」ではく「大勢が一斉に笑う」なので、人れでは「爆笑」はできません。「彼女は血の付いたナイフを川に投げ捨ててホームに駆け込み、7時14分発の列車にギリギリで飛び乗った!」
→今年、時刻表が改定されました。 現在7時14分の列車は存在しないので、この殺人トリック、成立しません。
書籍や雑誌の校閲では、意図や感性の能力が、新聞の校閲では正確性や分かりやすさ、スピードが求められるようです。
◎どうやったらなれるの?
特に免許や資格が必要な職業ではありません。性格としては、他の人が見過ごしてしまうような小さな間違いでも見つけられる細やかさや別の角度から見られる柔軟性、そのほかに集中力、忍耐力があれば向いているといえるかも。
向き不向きもあるので、まずは出版業界にアルバイトや契約社員としての入ってみたり、校正から学んでみることもいいですね。
就職活動の場合は、大手の出版社や新聞社、校正・校閲専門会社などの校閲部の募集要項をチェックして校閲者として応募します。
校正者から校閲者になることもありますし、経験をつんでフリーランスとして活躍する人もいるようです。
石原さとみさん演じる河野悦子は、事実確認のために取材現場まで行ってしまうようなちょっと破天荒な女性として描かれているそうですので、スタートが楽しみですね。
出版業界に興味がある方もない方も、一度ドラマをチェックしてみてはいかがでしょう。
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